現役の金融マンがご案内します。 ncpsudan

同業種で似た動きをする2つの銘柄のサヤを取る

zouzei2

信用取引を用いて、いかなる場でも利益を狙いやすい「サヤ取り」の取引をする手もある。

具体的には、似た価格変動をする2の投資対象の間で、割安な方を買うのと同時に割高な方を売り、その価格差が解消された時点で反対売買をして利益を得る方法だ。

取引銘柄の候補は、同業種で同じ材料により株価が動く2銘柄。例えば証券大手の2社、野村ホールディングスと大和証券グループ本社の組み合わせだ。

この他、日立製作所と東芝、東日本旅客鉄道と東海旅客鉄道などのペアもよい。

これらのペアの場合、業績発表など固有の材料が出ない限り、両者の実力差は日々それほど変わるものではない。株価は会社の実力に応じて付くはずだから、両者の株価の差もほぼ一定であるのが本来の姿だ。

しかし実際の相場では、需給関係などにより株価の差は増減を繰り返し一定ではない。この動きを見て利益を狙うのだ。

実際に投資する際は、対象となる2社の株価とその差額を同時に表示し、差額が大きくなったタイミングで株価が高い方を売り、安い方を買う。

価格差は小刻みに変わるので、早めに利益確定すると安心だ。

利用する証券会社のサイトでそのような表示ができない場合は、自分でExcelに入力し作ってみるとよい。

なお、業績発表の時期は独自の材料で株価が動くため、この方法での取引は見送るのが賢明だ。

現役金融マン